PDCA・戦略(手法)

成果を2倍にするシンプルな手法・戦略

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今の成果を2倍にするためのシンプルな考え方

ここで紹介するのは、ある成果を2倍にさせたいと考えた時に、どのような手法をとれば良いのかの道筋を示す方法です。

例えば、WEBサイトからの売上を2倍にしたいとか、サイトのアクセス数を2倍にしたいといった場合に用いる手法です。

 

成果を2倍にするまでの手順

まず、現在の成果を整理します。

次に、その成果を生み出している過程を逆算していきます。

例えば、

サイトのアクセス数で考えた場合

アクセス ← サイトへの流入 ← 検索

というような流れです。

上記はかなり単純なので、もう少し掘り下げてみます。

(ここでは、イメージで簡易的に掘り下げていますが、実際には「アクセス解析」を用いて、真のアクセスの構造を把握する必要があります。)

 

掘り下げるポイントは「過程」

サイト回遊(アクセス数) ← サイトへの流入 ← 検索・SNS・被リンク(他サイト)

「アクセス数」は「サイトに流入してきた人の数」×「サイト回遊率」です。

これまで1ページで直帰となっていた人たちが、いくつかのページを遷移して帰ってもらう事ができれば、アクセス数の増大が見込めます。

 

そして、「サイトに流入してきた人の数」は、検索エンジンが全てではありません。

いわゆるよくあるreferrerとしては、各種SNS、被リンク、広告などのいくつかの要素を挙げる事ができます。

インターネット上に存在する、自サイトへのリンクを目にして、クリックする事により、「サイトへの流入」となります。

 

ここまでくれば、アクセス数がいくつかの過程を経ていたり、いくつかの要素から成り立っているという事が理解できると思います。

このように、過程や要素を複数に分解する事ができればとりあえずはOKです。

 

一つ一つの経過や要素を1.2倍にできれば、成果は2倍になる。

いきなりアクセス数を2倍というと、「一体何をすれば良いのか?」となってしまいますが、アクセス数が何によって生まれているのかを抑える事ができれば、2倍にさせるための取り組むべき事が見えてきます。

1.2倍を4つ繰り返すと、結果的に、2.0736倍(約2倍)となります。

先ほどの例に戻すと、

  • まずは、サイト回遊率を1.2倍に、
  • そして、サイト流入数を1.2倍に、

それぞれの過程や要素を1.2倍にする事で、この時点でのアクセス数は1.4倍になる事を見積もる事ができます。

いきなりアクセス数を2倍にするとなると、何をすれば良いのか分からず実現可能な数字であるかも不明ですが、上記のように細々と1.2倍を作り出すのは何とかなりそうと感じるのではないでしょうか。

 

スモールステップを繰り返しながら成果を2倍に

4つ以上の過程に分解し、もっとも効果が出しやすそうな過程や、成果を確実に期待できる要素から取り組む事ができます。

いきなり大きな事をやるのではなく、小さな改善を繰り返して行きながら成果を倍増させていきます。

これが、成果を2倍にするシンプルだが、威力のあるWEB運営戦略です。

 

この戦略の注意点

1.2倍を4回繰り返すと、成果が2倍と書きましたが、検討違いの過程や要素を対象に行なった対策では、成果が2倍になる事はありません。

あくまでも、現状の成果を生み出している過程や要素のそれぞれを1.2倍にする事が重要です。

 

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